光と照明による能舞台の陰翳 小鍛冶 黒頭
かつて、能は屋外の自然光の下で演じられていました。一日の時間の経過とともに、光は、能舞台を効果的に演出されてきました。しかし、明治時代に電気が発見され、屋外にあった能舞台も能楽堂となり、建物の中に入ってから、いつしか能は、平坦な蛍光灯の下で演じられるようになりました。山本能楽堂は、平成25年、LED照明機能を導入し、この「光と照明による能舞台の陰翳」は、照明デザイナー藤本隆行さんの照明デザインによる演出で、上演を重ねました。世界最古の仮面劇でありユネスコ世界無形遺産である能楽と、日本で生まれた最先端の技術の結晶であるLED。「今」の技術と感性が加わり、現代における魅力ある能舞台を贅沢にお楽しみください。
能 小鍛冶
前シテ(少年)山本章弘
後シテ(稲荷明神)
ワキ(三条小鍛冶宗近)福王知登
ワキツレ(勅使) 喜多雅人
アイ(宗近の下人・来社の神) 茂山忠三郎
笛 斉藤敦
小鼓 成田達志
大鼓 守家由訓
太鼓 中田弘美
後見 梅若基徳 河村浩太郎
地謡 杉浦豊彦 大西礼久 吉井基晴
笠田祐樹 上野雄介 山本麗晃
2019年08月23日(金):
日時 | |
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料金 | 一般前売3000円一般当日4000円 |
主催 |
山本能楽堂 06-6943-9454 |