公演案内

公演詳細|Guide of the performance

【ライブ配信のみ】とくい能「隅田川」

「わからない、難しい」から「楽しい」へ。 とくい能は、初心者の方でも楽しんで頂ける能公演です。 能楽師による解説の後に能を上演します。 ライブ配信は6月19日まで視聴可。


ライブ配信チケットはイープラスホームページよりご購入下さい。 https://eplus.jp/ シテ(狂女・梅若丸の母) 山本 章弘 子方(梅若丸の亡霊) 古田 東聖 ワキ(隅田川の渡守) 原 大 ワキツレ(旅人)   橋本 宰 笛 左鴻 泰弘 小鼓 古田 知英 大鼓 守家 由訓 後見 赤瀬 雅則 笠田 祐樹 山本 麗晃 地謡 杉浦 豊彦 浦田 保浩 河村 和晃 河村 浩太郎 あらすじ  渡守が隅田川のほとりで船に乗せる客を集めていると、都からの旅人がやってきて、後から狂女が来ることを教えます。 その日は大念仏が催されていました。 狂女は都北白川に住んでいましたが、子どもが人買いにさらわれたために心が狂乱し、子どもの行方を尋ね歩き、はるばる東国までやってきたのでした。 そして、渡船を頼みますが、渡守は船に乗せるかわりに、面白く狂ってみせるように言います。 すると狂女は『伊勢物語』の話を引用し、「隅田川の渡守ならば“日も暮れぬ舟に乗れ”というべきだ」とやりこめます。 そして古歌を引いて嘆きますが、その様子を哀れに思い、渡守は船に乗せてやります。 川を渡っている途中、渡守は対岸で行われている大念仏は、一年前に人買いに連れさられ、そこで病死した子どもの一周忌の回向であると話します。 その子供は、京都の北白川に住む、吉田のなにがしの息子、梅若丸だったと説明します。 女は、それが我が子であることを知り泣き伏します。 女に同情した渡守は、子供が埋葬されている墓へ連れて行きます。 女が墓前で泣きながら念仏を唱えると、子どもの声が聞こえ、我が子の亡霊が目の前に現れます。 母が息子を抱こうとすると、子供は姿を消してしまいます。 やがて夜が明けると、そのまぼろしは消え失せ、我が子と思ったのは、墓の上の草でした。 狂女物は、子どもや夫など愛する人と引き離された女が狂気におちいるものの、相手に再会し、正気に戻るというハッピーエンドのものが一般的ですが、「隅田川」だけは主人公が生きて巡り会うことができない、悲劇的な演目です。 人買いに子をさらわれた話、子どもを失って悲観にくれる母の話は当時たくさんあったと思われますが、『伊勢物語』の王朝文芸を取り入れながら、緻密な表現や演出で、母というものの悲しさを見事にうたいあげた名曲です。 このあまりにも悲しい話は人々の心を捉え続け、文楽や歌舞伎にも影響を与え、『隅田川』を題材にした作品が沢山うみだされました。 近年では、イギリスの作曲家ベンジャミン・ブリテンがこの曲を基に音楽劇『カーリュー・リヴァー』を作ったことも広く知られています。

2021年06月13日(日):


公園のチラシ公園のチラシ

日時
料金 ライブ配信チケット 2,000円
主催 山本能楽堂
06-6943-9454